着物に関して役立つ豆知識

◇きものの見分け方◇

~場面別きもの選び~

 

きものには格と種類があります。

様々なデザインのある洋服と違って、きものと帯は基本的な形はどれも同じですが、柄や地色などによって幾通りかの見分け方があります。

 

礼装(結婚式、式典など)

・黒留袖

・振袖

・袋帯

 

準礼装(卒入学式、式典など)

・訪問着

・付け下げ

・色無地(一つ紋)、鮫小紋

・袋帯

 

正装(披露宴、パーティー、同窓会、お食事会、お茶席)

・訪問着

・付け下げ

・振袖

・袋帯

 

おしゃれ着(おけいこ、旅行、お出かけ)

・小紋

・紬

・名古屋帯

・半幅帯

 

普段着(気軽に着られるきもの)

・木綿、ウールのきもの

・浴衣

 

告別式、通夜

・喪服(黒地、5つ紋)

・黒共帯

 

法事

・色無地(落ち着いた色)

・黒共帯


~季節別のきもの選び~

 

春、秋、冬の季節

・袷(あわせ) ・・・ 裏地(胴裏、八掛)のつく仕立てのきもの

 

盛夏、真夏を除く夏の季節

・単衣(ひとえ) ・・・ 裏地のつかない仕立てのきもの

 

盛夏、真夏(7、8月)の季節

・絽、紗、薄物 ・・・ 透け感のある生地で仕立てるきもの

 

一見複雑そうですが、見分けるポイントさえつかめば難しくありませんので、どうぞいつでもお気軽にご相談くださいませ。

 


◇きもののお手入れ◇

 

きものを着たあと

・汚れがないか点検して、風通しのよい場所で半日~1日ほど、えもんかけやハンガーでかけて湿気をとばしておくとよいでしょう。

・木綿(絞り浴衣以外)、ウール、ポリエステル、麻はおしゃれ用洗剤、洗濯ネットを使って自宅で洗えます。

・長期間着ない場合は、ときどき虫干しをします。

・しみや汚れがあるようでしたら、しみ抜きをお勧めします。

 

しみ抜き料金は汚れ具合にもよりますので、ご希望でしたらお見積りいたします。

お気軽にご相談くださいませ。